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水道関連製品 水道用伸縮可撓管(SAFETY JOINT セーフティージョイント)

水道用伸縮可撓管(SAFETY JOINT セーフティージョイント)

  1. 気密性・安全性に優れた構造

    ベローズと両側の鋼管(端管)をはじめ、耐圧部はすべて溶接一体構造であるため、脱管の心配がありません。

  2. 高強度で耐久性に優れた構造

    ベローズはヒダ形状のため耐圧性に優れています。内圧に対しては多層又は補強リング構造を採用。外圧に対してはカバーを用いることで、さらなる高圧にも耐える構造となっています。また、ステンレス製のため、耐候性、疲労、劣化、機械的強度に優れ、安定した性能を維持できます。

  3. 接続種類が多種多様

    フランジ・開先・メカ挿し等の接続方法や、鋼管・ステンレス鋼管・ダグタイル鋳鉄管等の種類も自由自在です。


上水道、工業用水道、農業用水道などの布設環境による、軟弱地盤や地震などの影響により、管路に作用する伸縮・屈曲・偏芯等の応力を吸収し、管路の安全・安心を確保するために使用します。
また、ポンプ施設やバルブの振動、伸縮、芯ずれ、角度変位、パッキン交換。水管橋露出部の温度変化による伸縮、たわみの吸収にも使用します。

気密性・安全性

ベローズと両側の鋼管(端管)を始め、耐圧部はすべて溶接一体構造であるため、脱管の心配がありません。

高強度

ベローズはヒダ形状であるため、優れた耐圧性能を有しています。
内圧に対しては多層又は補強リング構造にすることにより、さらなる高圧にも耐える構造です。
外圧に対してはカバーにて耐える構造です。

耐久性

ベローズはステンレス製のため、耐候性、疲労、劣化、機械的強度に優れ、安定した性能を維持できます。

接続種類が多種多様

フランジ・開先・メカ挿し等の接続方法や、鋼管・ステンレス鋼管・ダグタイル鋳鉄管等の種類も自由自在です。

構造略図と部品図

水道用伸縮可撓管07.gif

NO. 名称 材質 備考
1 ベローズ SUS304 ベローズの収縮により、伸縮及び沈下を吸収します。
SUS316
SUS316L
2 補強リング SUS304 高圧タイプに使用
SUS316
3 フランジ SUSF304 相手方接合部に合わせ適用。メカ受けにも変更可。
開先の場合は不要。
SS400
S25C
SFVC2A
SF440A
4 端管・中間パイプ SUS304 設計仕様に応じた管厚を決定。相手方により、開先及びメカ挿しにも変更可。
SUS316
SGP
STPY
SS400
5 タイロッドボルト SUS304 曲がり管部に発生する不平均力による伸びを拘束し、沈下による伸びを吸収。
SUS316
SNB7
SS400
6 ステーフランジ SUS304 タイロッド付きタイプに使用。吊上穴も加工。
SUS316
SS400
7 カバー SUS304 外圧よりベローズ本体を保護。
SUS316
SGP
STPY
SS400
8 ボルトホルダー SUS304 シッピングボルト取付部品
SS400
9 シッピングボルト SS400 取付までの変形防止部品。取付後は必ず取り外してください。

形式選択一覧表

取付場所 目的 型式
○構造物周り
 (配水池・調整池・ポンプ室外等)
○浄水場内各種構築物の間
○軟弱地盤地域、盛土部分
○河川・鉄道・道路等越部
地盤沈下吸収
縁切り
地震時の振幅吸収
SW(SWH)
DW(DWH)
TDW(TDWH)
RB(RBH)
TRB(TRBH)
FW
○水管橋、橋梁添架、高架水槽、
  ポンプ室内等
伸縮吸収
振動吸収
LW(LWH)
TLW(TLWH)
○弁室内 バルブ保守点検・交換、パッキング交換、
稼働時の伸縮・振動吸収
VW(VWH)
○障害物周り(配管・マンホール等) 迂回 AW(アクトフレキ)

塗装の種類

内面塗装 液状エポキシ樹脂塗料
タールエポキシ樹脂塗料
エポキシ粉体塗装
モルタルライニング
外面塗装(埋設) アスファルトビニロンクロス
タールエポキシ樹脂塗料
ポリウレタン被覆
コールタールエナメルガラスクロス
外面塗装(露出) 変性エポキシ樹脂塗料 + エポキシ樹脂系MIO塗料
変性エポキシ樹脂塗料 + フェノール樹脂系MIO塗料
有機ジンクリッチペイント + エポキシ樹脂系MIO塗料
鉛系錆止めペイント 塩化ゴム系塗料
ポリウレタン樹脂塗料 + フェノール樹脂系MIO塗料

品質管理

水道用伸縮可撓管08.gif

製品の取り扱いについて

  1. 輸送及び保管

    1. セーフティージョイントのベローズは、ステンレス鋼の薄板で作られていますので、傷の発生又は局部的な荷重がかかることのないよう十分注意してください。
    2. 屋外での保管は出来るだけ避け、清潔で乾燥した場所に保管してください。もし、ベローズに海水が触れた場合には充分に水洗いをして塩分を除去してください。
    3. 山積み、衝突、落下などによる機械的な損傷の起こらないように注意してください。
    4. シッピングボルト(セットボルト)は取り付け前、取り付け中に緩めたり、取り外すことは絶対に避けてください。
  2. 輸送札

    1. セーフティージョイントには、設置者に対して取り付けのための指示や注意事項が書かれている輸送札が取り付けられていることがありますので、設置が完了するまではセーフティージョイントより離さないでください。
  3. 設置

    1. フランジ面及び開先面等の接合部は、傷の発生のないよう注意して取り扱ってください。
    2. 取り付け位置及び取り付け方向の指示(天・地及び流れ方向)がある場合は、必ずその指示に従って取り付けてください。
    3. タイロッドボルト(リミッドボルト)付のセーフティージョイントはボルトの隙間を使用条件に合わせて工場で調整してありますので、特別な指示がない限り、緩めたり、締め付けたりしないでください。
    4. タイロッドボルト(リミットボルト)及びシッピングボルト(セットボルト)での、吊り上げなどは行わないでください。
    5. セーフティージョイントの吊り上げ、吊り下ろしは吊り金具または吊上穴を使用してください。吊り金具のないセーフティージョイントの玉掛けは取付金具等の安定した箇所で行ってください。
    6. セーフティージョイントの取り付け長さは、メーカーの指定する取り付け長さで設置してください。絶対に長さを補うための伸張や圧縮、芯合わせしていない配管を調節するためのオフセット(変芯)はしないでください 。
    7. フランジボルト穴同士の芯の狂いに対して、ベローズを無理に捩るような取り付けをしないでください。
    8. セーフティージョイントの近くで溶接作業を実施する場合は、アークストライク、溶接スパッタなどを防止するため、ベローズをカバー等で覆い保護してください。
    9. ベローズからアースを取ったり、通電試験をすることは避けてください。
    10. セーフティージョイントを正しく使用して頂くため、セーフティージョイントが位置する配管には、必要に応じたアンカー及びガイドを設置してください。
    11. シッピングボルト(セットボルト)は配管終了後、セーフティージョイントが機能する前に必ず取り外してなくさぬよう保管してください。絶対に取り付けたままでの耐圧試験等は行わないようにしてください。
    12. シッピングボルト(セットボルト)取り外しに際してはスパナ等の工具がベローズに当たらないように注意してください。絶対にガス切断は行わないようにしてください。
    13. セーフティージョイントの埋め戻しには作動の支障となる石、異物等は避けて良質の砂を使用し、締め固めを充分に行ってください。
  4. 耐圧試験

    1. 工場耐圧試験圧力を超えての加圧は行わないでください。
  5. 取り外し

    1. 配管が停止してることを確認後、保管してあるシッピングボルト(セットボルト)を取り付けてセーフティージョイ ントを取り外してください。

この製品を製造するために用いられた当社の技術

ステンレス薄板の加工(ロールフォーミング、バルジ成形)、溶接

この製品に関するお問い合わせ

営業部 営業二課

03-3966-2286