スペシャリストたちの仕事〜設計〜
多くの人と関わり、幅広い設計を手掛ける。
設計の仕事は、お客様からいただいた仕様書の情報をもとに製品の設計図をつくっていく役割です。具体的には、お客様の仕様を満たす強度計算書、設計図面、試験要領書などを作成していきます。私は水道から消防、プラント、船級、真空まで幅広い製品の設計に携わっています。営業や製造のセクションは製品群によって部門が分かれていますが、設計はほぼすべての製品群の設計に携わることになります。覚える知識も多く、大変なこともありますが、その分まったく飽きることのない仕事です。1件1件の要望に対して「どんなアプローチができるか」常に考えていくことが、設計の楽しみだと思います。
スペシャリストたちが語る仕事へのこだわり
みんなの“声”を、図面に起こしていく。
設計の仕事をしていく上で大切にしていることは“コミュニケーションをとる”ことです。お客様や営業と話し要望を正確に把握すること。設計する上で必要な規定や法律などを各協会等に確認すること。製造部と話し製造しやすい図面をつくっていくこと。このようにコミュニケーションをとっていくことで、様々な人から集めた“声”を図面に表現していきます。どこかに不満や不備があると、良い製品は生まれてきません。すべての人の条件を満たすことは難しいですが、できる限り理想へと近づけていく努力をすることで、みんなが納得する製品をつくっていくことができます。
スペシャリストたちが語る仕事の醍醐味
子どもたちの未来が、安心・安全であるために。
私は2018年6月から2019年の7月まで産休・育休を取得し、現在は子育てと両立しながら時短勤務で働いています。子どもが生まれて変わったことは、ライフスタイルだけではありません。仕事への考え方も変わりました。今では“より身近な社会貢献”にまで目がいくようになりました。私が設計した製品が、生活のインフラを支え、ひいては子どもたちの未来を守っていくことに繋がる。そんな意識で仕事をするようになってから、また一段と「丁寧に、誠実に、安全な製品をつくろう」という意識が高まったように思います。子どもたちが安心して生きていける社会のために、私たちに何ができるのかもっと考えていきたいです。